S10でオニゴーリを使って感じたり考えたりした事をまとめてみようと思う。またリザグロスが
入っている事を前提としていたりする節があるが、あくまでS10での自分の構築での話である
という前提で読み進めて頂きたい。
・強み
他の五体で無理な並びにワンチャン掴んだり、
起点を作って身代わりを残したまま突破すれば
裏まで処理出来たりもするのがこのポケモンの
1番の特徴である。例えば似たような運勝ち性能を持つピロゲンでは催眠を当てた所で最速起きで
負けることもあるしそもそも外すこともある。
また突破出来たとしても裏にまた6割というあまり信用出来ない確率を押し付けなくてはならず、
安定しない。メガミミロップ等メガゲンより早いポケモンに手も足も出ない。というのが今まで
ピロゲンを使ってきた上で感じた弱みである。
その点オニゴーリは呪いミミッキュ等一部の
対策枠が出ない限りは一回の守るから無限の
勝ち筋を生み出す事が出来るので対応範囲が
とても広く、最初に対面した相手を上手く
ハメられれば裏には運ゲーを仕掛ける必要が
無くなる事もある。また強力な並びである
カバマンダに強いので共有パに出しやすいのも
魅力。催眠と違い零度は外してもリカバリーが
利きやすい場面が多く、どこかで回避を上げて
身代わりを残したまま突破すれば本来勝てない
相手すら起点になりうる。
そして本当にどうしようも無くなった時でも
零度を放てば3割でひっくり返せることもあるのでとにかく「最後まで勝ちに拘る」事に
長けている。以上がオニゴーリの強みであり
オニゴーリを使う理由である。
・対策枠
環境に呪いミミッキュや身代わり虫Zウルガモスといったオニゴーリへのメタが増え、物理受けに
後投げしてもそれらに交代されるだけで不利に
追い込まれることが多々あった。環境の中心の
メガ枠であるリザやグロスにも不利なので、
このポケモンを動かすのがとても難しかった。
以下に一般的なオニゴーリ対策と
その対処法を記す。
滅ゲン:初手からは来ないので初手からオニゴーリを出し零度を押す。
ゲンガーが出てくるので当たらなければ引き、
1匹捨ててゲンガーを裏に引かせ、裏とオニゴーリを対面させる。また零度を押す。
2サイクル目は当たらなくてもキャッチされるので連打。この動きであれば4回程零度が押せるので
当たらない方が珍しい。
ちなみにほとんど初手に押して当てていたので
上記の戦略は試したことが無い。
呪いミミッキュ:物理受けと対面した時に身代わりを押すタイミングで出てくる事が多いので
来そうだと思ったらフリドラを押し裏に引く。
割と初手に来たのでほとんどグロスと対面させてアイへ怯みでゲームエンドだったのでこの対策もあまりやってない。
身代わり虫Zウルガモス:交代際に零度を当てないとオニゴーリでは勝てないので出さないのが
1番だが、物理受けを見たら出さないと勝てない
ので仕方なく出した場合はリザもグロスもガモスに強いのでなるべくメガで見る。
特にグロスならガモスが多く入っている
ガルーラスタンに出しやすく、ガモス対策として読まれにくいので強力。
その他:弱点を突いてきて上を取って来るポケモン(グロスとか)は偶発対面させないように立ち回り、有利対面で身代わりを押して対処していた。
この方法を取ることによりこの手のポケモンは
実質起点であり回避を上げまくりどうにかした。
しかしこれらの対策は対策と呼べるような代物
では当然無いので、ミミッキュで電磁波を
撒いたりして起点を作成し安全に抜き体制を
作るようにした方が良い。
・相性の良いポケモン
今回はジャロゴーリのような「オニゴーリを通すことが出来ないと選出のパワーが落ちる構築」
では無く、「対面構築等で無理な並びを
オニゴーリでどうにかする構築=S10で自分が使用したような構築」におけるオニゴーリとの相性の良いポケモンを挙げていく。
メガガル:対面性能が高く、ガルーラを止めてくる物理受けにオニゴーリが強いので、どちらかを
通すルートを簡単に作れる。
クレセ:グロス等に対する引き先になったり毒を
盛られても治せる。
リザX:グロス、ツルギ、ガルド、ガモス、コケコ等のオニゴーリに強い奴らを見れる。
グロス:出てきやすいミミッキュに強い。岩封を
入れればリザガモスの処理ルートになるほか
オニゴーリの起点作成も出来るのでオススメ。
起点代表のカグヤやポリ2、ナットをよく呼ぶのでゴーリを出しやすくなる。オニゴーリに物理受けを処理してもらいグロスを通せるのもGood
マンダ:こちらも物理受けを呼ぶので
オニゴーリを通しやすくまたマンダ自身も
通しやすく出来る。相手の炎に強いのは良いが
グロスが厳しいのであまりオススメ出来ない。
ゲッコウガ:炎や鋼を水技で処理しオニゴーリを
通しやすくしてくれる。
レヒレナットをよく呼ぶのも評価点。
カバルドン:欠伸連打でオニゴーリの起点を
作成する。同じくレヒレカグヤ等を呼びやすく
オニゴーリを通すのに役立つ。
ミミッキュ:化けの皮によりほぼ確実に動ける為
起点作成能力に長けており、複数の相手を麻痺
させる事もしばしばある為オニゴーリを通す時に
役立つ。こちらもカグヤやナットを呼ぶ。
オニゴーリの相方としてこれ以上無いくらいの
活躍をするだろう。
見てもらえば分かるように基本的に強いポケモンとの相性が良いので簡単に構築に入って
きやすく、自然に強い構築を作ることが出来る。持ち物も残飯なので持ち物の奪い合いも
発生しにくい。
総じて使いやすいポケモンなのである(個人の感想)
・運
零度を当てる前提でカバに投げて本当に当てる
とかは運勝ち。有利対面から後投げグロスをハメ殺すのは必然。どちらもそうある事でも無いので
当然試行回数を増やしたい。試行回数を増やす
最大の近道は当然と言えば当然なのだが対戦回数を増やすことである。S10の対戦回数800戦近くのうち700戦以上はゴーリをPTに入れていた。
そのうち選出率は8割くらいだったと記憶しているので500~600戦はゴーリを出したと思われる。
それだけやればどうやっても勝てなさそうな試合を零度で覆す事も立ち回り次第で50戦くらいは
出来る。要するに運は収束するという事で、
収束させる近道は対戦回数を稼ぐ事だから、
自分運無いからオニゴーリ使わないって人は
対戦回数を見直してみようということだ。
シーズン2~300戦程度で運が無いと嘆くのは間違っているのだ。試行回数足りないだけだから、
運が向くまで潜り続けろ。自分は最終盤は1日
10時間くらい潜って、3日で250戦くらいやった。そのくらいの覚悟と向き合い方が無ければ運を
収束させられないのだ。なので俺は運だけマンと
いうより戦闘狂の方が正しい。最低でも500戦は
やらないとオニゴーリで盛るのは難しいと思う。
あとがき
運ゲーはオニゴーリだけで無くグロスでも行い、
3割が発生すれば勝ちの状況を作りまくることで
強引に運を引き寄せるのが効果的である。
オニゴーリに対しては身代わり虫Zガモスと
呪いミミッキュの入ったガルーラスタンを
使うことで汎用性を保ちながら選出を
躊躇わせる事が出来るだろう(やめて)
この記事を読んだ人がオニゴーリの強さを理解し新たなるオニゴリストになれば幸いだ。
...嘘ですやめてくださいタダでさえ1500代ですら3~4回当たるくらい増えてるのにこれ以上増えたらクソすぎるしその分虫Zガモスとか増えたら
困るから本当にやめてくれ!俺は使うけど!
コメント
コメント一覧 (6)
初手で安全にメガシンカされたら、
ゴーリが身代わりのタイミングで後投げ
滅びのターン
の2回しか零度チャンスがない(うち1回はなかなか押せない)ので自分は滅ゲン勝率悪いです
タクトさんは滅ゲン勝率よかったみたいですが、何が功を奏したのだと思いますか?
確かに初手メガ守るは考えてませんでした^^;
対策するつもりがあるのであればゴーリでどうにかしようとするのは得策とは言えないですね…
何が功を奏したかといえばまずS10はゴーリが多かったにも関わらず滅ゲンがかなり減少していたという事ですね。上位ではリザ→グロス→マンダ→リザの三竦みが出来ておりこの三竦みにメガ同士の1:1交換によって裏で勝負するよりは素直に三竦みに乗っかってリザグロスやマンダグロスといった構築を使った方が強いPTを作れると判断したプレイヤーが多かったのでしょう。
その影響でゲンガー自体の数も減っていましたし、ゲンガーを使うにしてもマンダグロス及びその取り巻きに強く出れるシャドボヘド爆凍風@1のような技構成の個体を使用するのが一般的だったように感じました。
ですので、正直前期は滅ゲンを割り切っていました。実際数回しか当たらず、初手から投げられる事もあまり無かったです。1度だけあった初手ゴーリゲンガー対面で零度を当てたら2ターン目に降参を貰えたのでなんとも言えないですね。
身代わりや守るを押すタイミングでの交代読み零度は滅ゲン入りに対しては読み外しても負けに直結する場面が少なく、当たれば勝ちなので勇気を出して押してみてください!凍ったゲンガーと止まった画面、通信が切断されましたというメッセージを目指して頑張りましょう!
確かに滅ゲンは2枠目のメガとしてまだ選出で見えやすい方ですし、滅びに見えたらゴーリ選出はやめたほうがよさそうですね(;´∀`)
メガのお話はすごくわかりやすかったです。確かに三竦みの中にゲンガーいれるならフルアタcsになりますね。
自分も切断画面で快感得られるタイプの人間なのでw精進したいと思います...!!
利きやすい場面が多く、
の理由を教えてほしいです!
もうひとつ質問です。滅びゲンガーの倒し方のところで4回零度が打てると書いてあります。しかし、4回目の零度は道連れのタイミングなので当てても1:1、つまり、零度の試行回数は3回だと思うのですがどうでしょう?それとも、1:1以上なら仕事完了ということですか?
大変参考になる記事でした。もっと詳しく知りたいのでご回答くださると幸いです!
まず催眠と零度における外した際のリカバリーについてですが、これはそれらの技がリカバリーの利きやすい性能をしているという訳では無く、
言うなればゲンガーとオニゴーリの差という事です。どういう事かと言うと、凄く雑で申し訳無いのですが、例えばゲンガーがカバに催眠を外したら地震で落とされますよね。それに対してゴーリがカバに零度を外しても精々吹き飛ばされるくらいです。ムラっけのおかげで耐久や素早さ、回避を上げられるゴーリは身代わりを残しやすく相手の攻撃を受け流しやすいので、その点においてもリカバリーが利きやすいと言えますね。
カバはたまたまゴーリ有利、ゲンガー不利という不公平な例でしたが、これを互いに不利なメガバシャに置き換えても同じように言えます。
そもそもゴーリがバシャに零度を撃てる場面というのは身代わりを残しつつ回避が上がってたりする訳です。そこまでの過程のまもみがは有利対面身代わりから始まっていて択では無いはずなので、守るに身代わりを合わせるか思い切って催眠を押すかで(しかも最速起き守るで崩れる)難しい択が発生してしまうゲンガーの催眠よりは安定する気がします。まとめると、前提条件として零度を押す時は基本危なくない時に押し、そもそも押さなくても良い場面自体多いのでリカバリーが利きやすく、催眠は結構まずい時でも(皮の残ったミミッキュとか)撃たないといけないからリカバリーが利きにくいって感じですかね。
あと滅ゲンに対する零度の回数についてですが、個体数的に3回撃って1度も当てなかったら運負けで良いと思います。どうしても滅ゲン入りに対する勝率を上げたければゴーリが居なくても相手の裏の受けに対処出来る駒を選出しておけば大丈夫です。僕自身滅ゲンは初撃で沈むか交代際に沈むかしか見ておらず記事の時点で的外れなこと言ってるかもしれないのでご了承くださいm(_ _)m
自分は初撃か交代際の零度で当てる自信がないのでオニゴーリはやめておきますw